まずはご相談ください
当院では一般的な診療に加えて、外来での手術も行っています。多くは局所麻酔で短時間で実施され、術後の回復も比較的早いのが特徴です。高度な手術が必要な場合は、適切な医療機関へ紹介させていただくこともあります。
硝子体注射は、加齢性黄斑変性症、網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫、糖尿病性黄斑浮腫、強度近視による脈絡膜血管新生などにおいて、病状の軽快目的のため眼球内に抗VEGF剤という薬剤を直接注入します。
局所麻酔を行い極細の針で注射しますので、痛みは一瞬で強くありません。計画的に複数回治療が必要になりますが、視力の維持や改善が期待できます。
レーザー手術は、網膜に強い光エネルギーを照射する事により治療を行います。
糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜細動脈瘤などの治療や、網膜円孔、網膜裂孔の進行による網膜剥離の予防目的に用いられます。点眼麻酔下にて行います。
従来は照射時の痛みや照射回数による負担が大きかったのですが、当院ではマルチカラー及びパターンスキャンレーザーを導入しましたので、痛みは軽く、治療時間及び回数を少なくする事が可能になりました。
この治療では病気の進行を防ぐ目的で行われることが多いため、飛蚊症が改善したり視力が回復したりという事はありません。
当院での緑内障手術は、レーザー虹彩切開術(LI)と選択的線維柱帯形成術(SLT)があります、LIは閉塞隅角緑内障の際に発生する急性発作を予防するための手術で、虹彩に小さな穴を開け房水の流れを改善し眼圧の急上昇を防ぎます。
マルチカラーレーザーとYAGレーザーの併用により角膜障害を極力少なくして行います。
また、SLTは開放隅角緑内障に対して行われ、線維柱帯にレーザーを照射し房水の排出を促進させて眼圧を下げます。
いずれも点眼麻酔下にて行い短い時間で行われ痛みは強くありません。
霰粒腫手術は、まぶたにできたしこり(霰粒腫)を取り除く手術です。
局所麻酔をした後、まぶたの裏側または皮膚を小さく切開し、中の脂肪や膿を取り除きます。
手術時間は10〜20分程度で、痛みはほとんどありません。
通常、傷跡は目立ちにくく、数日で腫れが引きます。
再発を防ぐため、術後のケアが大切です。
麦粒腫手術は、まぶたにできた「ものもらい」(麦粒腫)が自然に治らない場合に行います。
局所麻酔をした後、腫れた部分を小さく切開し、膿を排出します。
手術時間は約10分で、痛みはほとんどありません。
術後は腫れや軽い違和感がありますが、数日で改善します。
再発を防ぐため、清潔を保ち、適切なケアを行うことが重要です。
結膜弛緩症手術は、緩んだ結膜を高温の器具で縮めて症状を改善する治療法です。局所麻酔をしてから、電気メスやレーザーで結膜を焼灼し、たるみを軽減します。
手術時間は短く、痛みもほとんどありません。術後は軽い異物感や充血が出ることがありますが、数日で落ち着きます。涙目や異物感の改善が期待できます。
後発白内障は、白内障手術後に眼内レンズの後方にある膜が徐々に濁り、視力低下や眩しさを感じるようになるものです。
YAGレーザーを用いて濁った膜を切開し、視力回復を図る方法です。
点眼麻酔を行い数分で完了します。
痛みもほとんどありません。
術後一時的に飛蚊症が強まることが多いですが数日で消失します。
睫毛乱生症(逆さまつげ)は、少数であれば外来で抜去しますが、1ヶ月程度で再発します。
その都度抜去される患者様もいらっしゃいますが、その都度の来院が厳しい方などに対し、毛根に通電して破壊し睫毛乱生症再発を防ぐ治療が電気分解術になります。
局所麻酔の注射を行い、極細の電極針を毛根に挿入して10秒程度通電します。
軽い灼熱感を伴いますが、それにより毛根が破壊されますと1〜2年間逆さまつげが生えなくなります。
但し、毛根の状態により通電効果が薄い場合や、治療の時点で表面に出ていない睫毛もあるため、複数回の治療が必要になることもあります。
ドライアイ治療の基本は点眼ですが、重症で点眼による効果が得られにくい場合は、涙の排水口(涙点)にプラグを挿入して涙をせき止める治療を行います。
この場合、使われる素材が2種類あります。
軽症の場合は、液体コラーゲンプラグを使用します。
涙点に液体状のコラーゲンを注入し、10分ほど温めるとコラーゲンが固まって、涙点が塞がります。
コラーゲンによるせき止めはやや弱いため重症の場合には効果が得られにくく、またコラーゲンは2〜3ヶ月で吸収されて消失します。
従って定期的に繰り返し治療を行います。
重症の場合にはシリコン製のプラグを涙点に挿入します。
涙点のサイズを計測して合うサイズのプラグを挿入します。
シリコン製プラグの効果は非常に高いのですが、涙点上につば(蓋)のような物が露出し、これによる異物感を感じる方が多く、また眼をこすったりしているうちにプラグが脱落してしまう場合もあります。
Copyright (C) 銀座通り眼科 All Rights Reserved.